経済・政治・国際

12月7日~鳩山内閣大丈夫か~

連日の報道を聞いていると、果たして日本の国はどうなっていくのか心配の種が次々と起こってくる。

明日の日本どころか、今日の日本がこのままでいいのか大問題だ。

***

何より、わずか数人の国会議員しかいない、社民党と日本新党に脅かされて、沖縄問題が一向に前進しないどころか先行き不透明で、さすがのアメリカも今回は相当に強行姿勢を表してきた。

閣僚の発言もばらばら、連立政権保持の為に日米関係を混乱させて将来の安全保障が保てるのか。

補正予算も、亀井大臣の発言で大判振る舞い、閣議決定が簡単に変更される。

これでよく大人数の民主党の議員が黙っているのも解せない。

***

折角、評価の上がったと思った、「事業仕分け」も中味は再検討事業が次々と浮かんでくる。

仕分けに駆出された人たちの面子の問題もあり、これから一波乱ありそうだ。

総理大臣が一つも決定を下さずに、日和見主義に徹しているように見える。

***

一方、小沢幹事長は、この一番大切な時期に、代議士百数十人、総勢5百人を越える引率者を従えて、中国・韓国へ外交辞令に行くと言う。

国民を馬鹿にしているとしか考えられない。

まさにリーダーの居ない烏合集団と化している。

自分の政治資金問題を追及される事を恐れて、党首会談を回避し、異例のわずか4日の会期延長という愚行を強引に決めてしまった。

***

円高・デフレ・税収不足・失業、来年度の予算が編成できるのか。

今朝の新聞の世論調査で、内閣支持率が急速に落ちてきている。

その原因は首相の指導力不足が一番との事だ。

ここで総理大臣の交代とでもなったら、自民党の二の舞い、国民は勿論、諸外国の笑い者になる。

「鳩ポツポ 福と亀に 脅かされ あっちにふらふら こっちにふらふら」

| | コメント (0)

12月1日~師走雑感~

早くも12月を迎えた。

金田一春彦さんの書物によると、

12月の古名は『師走』と書いて『シワス』と読む。『師走』とは、年の暮れであっちでもこっちでも、僧侶を迎えて仏事を行なう。

僧侶たちはあっちへ走り、こっちへ集まるというわけで『師はせ月』というのを、なまってシワスといったのがもとだったという説が人気があるが、作った感じをまぬがれない。

貝原益軒は、日時がはつる月だから『しはする月』、それがなまって『しはす月』となったのだろうといい、大分県に四極山と書いてシワス山と読む山があることも例証して、論考を書いている。

折口信夫博士の考えはこれに近いもので、やはり『シワス』の転とし、『しわす』は『仕事が終る』の意味であろうと言った。

もっとも博士によると、昔は一年は『霜月』で終ったもので、『しわす』は年末の数日間をさす言葉であった。

『しわす』は、昔から『月』をつけて『しわす月』と言うように呼ぶことはなく、その点で『さつき』『みなつき』の類と違っているのは、あくまでそのためであろうとされた。

私が感心したのは、『師走』と言う言葉だけで色々の説を丁寧に説明している事で、「言葉とは、一知半解で使う事は注意しなければならない。」と、金田一さんは説いている。

学者と言う者はすごい、改めて思った。

***

大騒ぎした「事業仕分け」が一段落した。

報道関係では、毀誉褒貶が飛び交っている。

確かに画期的なことで、これからどう料理していくかが見ものだ。

私は次のように考えている。

【評価】

1:今まで「予算編成」はお上がすることで、一般国民はその内容まで関心を持つ事はほとんどなかった。それを公開討論という形で実行したのは一番の功績だ。

2:何でも前例に縛られ、一度獲得した予算は、半永久的にもらえる物だ。と言う悪習を打破できるのではないか。

3:役所の在り方が大きく変化するのではないか。

【危惧】

1:何億・何十億と言う項目を審議するのに、わずか一時間というのはいかにも短すぎる。仕分け人は、机の前に詰まれている膨大とも思える資料を果たして十分に検討をして会議に臨む事が出来たのか。

2:政権交代からわずか2ヶ月足らずだったから、やむを得ないとは言え、準備時間がいかにも少なく、拙速が致命傷になるのではないか。

3:事業仕分けの結果が、今後何処まで実現化されていくのか。審議した内容が検討の結果結論と異なった時、仕分け人たちが面子に拘るのではないか。

4:目の前の事象に捉われて、国の将来の方向を間違えていないか。特に、科学技術・教育の問題は再検討を必要としていないか。

【印象】

1:全体として、役人いじめの印象が強かった。

2:経験のない政治家たちが、自己宣伝もかねて発言しているように見えた。

3:予算額の削減が目標とは言え、何かノルマを背負って審議しているように感じた。

臨時国会は,会期を4日間延長して野党抜きで審議を続行するようだ。

自民党を非難して政権を勝ち取った新内閣が、以前と全く同じ手法をとっている。

鳩山首相の個人献金問題と、小沢幹事長の政治資金の問題を、俎上に載せないための施策といわれても仕方ない。

***

円高、デフレ、税収不足と、考えられないピンチが次々と襲ってきている。

世界的にあらゆる面で日本の評価が地に落ちてきている。

自分たちの選挙の為の政治を強行していくと、益々日本の国が駄目になっていくのではないかと心配になる師走だ。

「師走来て なにやら不安 大和国」

|

11月15日~オバマ来日~

オバマ大統領、タラップを駆け下りて来日の一歩を記す。

前日に、軍隊の駐屯地内で乱射事件発生、多くの犠牲者の追悼式の為1日遅れで羽田に着く。

わずか23時間の滞在だったが、物凄いスケジュールをこなし、次の訪問先シンガポールに飛来する。

***

多くの要人の前で行なわれた大統領の演説は、原稿無しに30分、澱み無く重要案件に触れて驚いた。

体内に正確に記録された時計と内容がセットされているのだろうか。

幼児時代の鎌倉訪問の事に触れ、会場の雰囲気を和やかにしてから本題に入ったのは素晴らしいテクニックだ。

タイミングよく、天皇陛下即位20周年の時に合い、昼食を共にされた。

***

この来日の成果については色々の見方があり、今後の日米関係に大きな影響を齎した。

確かにアメリカも昨年、共和党から民主党に政権が移り、日本でもこの夏に自民党から民主党に政権交代がなされた。

鳩山さんの言うように、双方とも変化したので従来のしきたりや約束事が変わってくるのは当然だが、両国政府が責任を持って約束した事をどのように履行していくのか、今後の行方が気になる。

***

今回については、アメリカ側が日本に相当に譲歩していたのではないか。

その中でも懸案の沖縄基地の移転問題では、さすがにオバマ大統領も早期解決に強い意志を表明した。

鳩山総理が『普天間基地移転については急いで結論を出さず、今後両国で構成する作業部会を作り再検討すると言っている。』

これに対し、自民党の石破政調会長が『両国で永年検討をしてようやく結論に達した事を反故にすることは明らかな背信行為だ』と非難しているが、アメリカの国民のほとんどは怒り心頭に達しているのではないか。

***

アフガニスタンに5年間4500億円支援については一応感謝の意を述べていた。

しかし、援助の内容が民生関係の支援に限られ、派遣員の安全性を強調していることは、危険に晒されているアメリカ兵士の側から見るとどのように映るか心配だ。

日本はインド洋の給油を止め、安全第一の方法をとっていることは、湾岸戦争のときと同じように、金だけ出して済まそうとしていると受け取られるのではないだろうか。

***

私は、インド洋の給油活動中止については、民主党の方針とは言え、国家の評価が列国に強いマイナスの印象づけることになると思う。

なぜならば、給油はアメリカだけでなく他の国にも便利を経与しているからだ。

これほど国家の存在を裏づけられる問題はその賛否を『国民投票』にゆだねるべきだと思っている。

***

いずれにしても、外交は自国の都合だけで開けるものではない。

他の国に気兼ねばかりして卑屈になる必要は無いが、相手の心理を読んでいかなければスムースにはいかない。

***

今回の選挙は、民主党が勝ったのではない。

自民党の連続エラーによるものだ。

この事を忘れてなんでも国民は同意すると思ったら大間違いだ。

“祖国”日本を、“粗国”日本にしないため、すべての政策を慎重に進めてもらいたい。

|

10月26日~鳩山内閣の問題点~

私の思い過ぎであればいいのだが、鳩山内閣の“特に外交政策”に大きな疑問が生じている気がしてならない。

1:沖縄の基地問題

アメリカ側の態度がここへ来てかなり強硬になってきた。

総理は、「政権が変わったから今一度検討する時間が必要で、11月に来日するオバマ大統領の訪問に間に合わせる必要は無い。沖縄県民の立場を重要視したい。」と言っているが、果たしてアメリカ側はどう受け止めるだろうか。

「日米同盟の絆を強くしたい」と、先の首相訪米であたかも合意したかの印象を持ったが、アメリカの世論などでは、日本の態度に大きな疑問を持ってきたような気がしてならない。

2:インド洋の自衛隊による給油問題

新政府は期限切れの来年一月で中止する事を明言している。

これに対しては、アメリカのみでなく各国も継続を望んでいる。

政府側はこれに対し、アフガニスタンの民生問題に援助をする、と言っているが、人的協力をせず、金だけで解決しようとしているのに対し各国の評価は低い。

湾岸戦争のときと同じに、金だけで済まそうとしても結局は国際的には認められないことの繰り返しになってしまうのではないか。

3:安保条約50周年

日本は戦後、アメリカの軍事力の下で平和を保ってきた事は明白な事実である。

恐らく今後も自力で国を守れないのだから、アメリカに頼らざるを得ない。

しかし、新政府には社民党を初め、左翼かかった人が少なくない。

この人たちは基本的には日米安保反対派である。

国を守るもっとも需要課題の国防が自身で果たせない日本国憲法の下で、国防費は毎年減少しアメリカ軍に対する対応が変化してくれば、果たして同盟が成り立つのか、先方の立場から見れば、そんな身勝手は許されないだろう。

4:東アジア連邦構想

鳩山首相が力を入れている『東アジア連邦』の構築構想は、見方によれば、アメリカとの同盟関係に微妙な影響を与えかねない。

確かに今後アジア諸国との連携は必要に違いないが、報道されている情報を聞いていると、アメリカとの同盟よりこちらを重要視したいと受けたられる恐れが有るのではないか。

新政府発足により、従来の悪い習慣を打ち破る政策は大きな評価に値する。

是非困難を排除して成果を挙げてもらいたい。

一方、閣内の不統一と、小沢さんの民主党独裁になりかねないやり方にははなはだ危険を感じているのは私だけではないはずだ。

何か操り人形のようで危険を孕んでいる。

今回の神奈川・静岡の参議院選挙は先の衆議院選挙の勢いがそのまま来たので当たり前の結果である。

しかし投票率の低さ、思ったより自民党にも票が入ったと見るのは間違いか。

地方の市長選挙では、民主党が応援した候補が落選している。

これは新内閣に対する批判票とみるべきだ。

***

今後、対アメリカを中心にして外交問題が山積してくる。

一つ間違えると国際的に大きなマイナスとなってくる。

拙速を尊ぶことなく奨めてもらいたいが、タイミングも間違えないように願いたい。 

|

10月12日~日米外交~

岡田外相が、アフガニスタンとパキスタンを訪問したニュースが大きく報じられた。

アフガニスタンでは、電力・高等教育・農業などの「民生支援」を進める心算のようだが、自衛隊などの人的支援を行なわないと、諸外国の評価は受けられないのではないか。

今までも経済的な支援は行なってきているが、国際的にはほとんど評価を受けていない。

鳩山内閣の現状から、人的支援を積極的に実施していく事は大変難しいとは思うが、治安維持に必要な協力参加をしない限り、湾岸戦争のときと同じ、金は出してもほとんど無視されてしまうのではないかと心配である。

***

パキスタンでは、来年一月で期限切れとなる、インド洋の給油継続を要請され、又米・英などからも強い要求が寄せられている。

日本の政府内にも「アフガンの治安維持状況を考えれば、インド洋の給油がもっとも安全で評価が高い。」と言う意見も根強い。

この問題は、一年前小沢一郎代表の下,民主党は参議院で中止を可決し、衆議院での差し戻しで強制可決して再開した経緯もあり、マニフェストにも中止を記載しているので、来月に迫った、オバマ大統領の訪日の前に結論を出さなければなるまい。

***

沖縄の基地移転問題でも、新政権では従来の日米合意を再検討する意見が強く出ているが、アメリカ側ではこれを認めていない。

政府が変わったとは言え、国同士で約束してある物を簡単に変更できるとは思われない。

沖縄県民の意見を重視すべきとする、社民党・国民新党の意見も無視できず、頭の痛い問題だ。

***

昨日の報道で、「今回の選挙結果で衆議院議員に選ばれた民主党代議士の6割が
「今後アメリカの核問題の傘の下に疑問を持っている。」と報じられた。

元来寄せ集めの民主党だから、特に憲法問題・防衛問題で意見の一致を見ることは土台無理な話だが、核を持たない日本の現状で、北朝鮮や中国・ロシヤに対してアメリカの軍事保護から外れて、国際的安全をどう保っていけるのか。

ただでさえ、日本が戦後急速に経済大国に成長したのは、軍事予算を平和産業に振り向けたられた結果である、と言う意見がアメリカ側に根強い。

日本政府の中からアメリカとの軍事協定を否定するような意見が出てきたら、先方の出方がどのように変わって来るか心配である。

***

アメリカは、ここに来て対中国の輸入問題で、保護主義政策を強めてきている。

この傾向は日本にも向けられてくる事は避けられない。

元来、アメリカは「ニューディール政策」をしばしばとって来た国である。

自国の国益を守る為には当然考えられる現象である。

日本の外交政策は、なんと言っても対米の影響が80パーセント以上を占めている、と言っても過言ではない。

何でもアメリカに追従すべきではないが、新政府発以来の各大臣や、政府要人の発言を見てみると、アメリカ側はかなり刺激を受け警戒しているのではないだろうか。

なによりも政府・与党内の意思統一を図り、筋の通った大人の外交をしてもらいたい。

|

9月21日~敬老の日に思うこと~

ゴールデンウイークに対抗する、シルバーウイークを作るために、敬老の日が今日になった。

5連休は良いが、テレビの映像に映し出される大渋滞を見ていると、車に閉じ込められた年寄や婦人は、お手洗いをどうするのか心配になる。

高速道路の料金か安くなり、新政府は近く全廃すると宣言しているが、益々遠距離の自動車利用が増えてくる。

その上、来年4月には、ガソリンの暫定税金も撤廃されるとなると、排気ガスの25パーセント削減の方針を打ち出して果たして矛盾をしないのか、はなはだ疑問である。

伊豆のように首都圏に近い観光地は大打撃を受ける事は避けられない。

***

一方、瀬戸内海のヘリー利用の激減により、営業を停止している会社もあると聞く。

何処かに有利な政策が出てくると、必ずそれにより被害を受ける者が現われてくる。

新政府は、子供と年寄りを優遇しようとしているのは有難いが、財源的に無理が高ずれば必ず被害を蒙る層が出てくる。

消費税は4年間絶対に上げないと明言している。

特殊法人を徹底的に審査して減少させ、無駄を省くと明言しているが、其処にも現在働いている人達が居る事を忘れないで貰いたい。

今までの惰性で過してきた自民党政権が行き詰って民主党政権に代わった事は、我が国いとって大きなチャンスである事は間違いない。

それだけに余りせっかちに換える事ばかり考えず、落ち着いて実行に移してもらいたい。

初めて与党として政策を決めてゆくので、野党時代には考えられない現象も多く見られるに違いない。

***

気になるのは、今まで官僚が悪い事ばかりしてきたような印象を与えている事だ。

少なくとも、日本の官僚システムは世界に冠たる実績を持ち、戦後の復興、高度成長を支えてきた事実は評価していかねばならない。

又、優秀な人材が多く居る事も確かだ。

この人たちの能力を十二分に発揮させる事も新政府を担う人たちの大きな責務である事を認識してもらいたい。

***

女性の4人に一人は高齢者となり、一人住まいの世帯が400万人を超えている現状で、今後この傾向は増加の一歩を辿る事は避けられない。

敬老の日を祝ってもらう事も大切だが、これからの老人対策は、ただ福祉的に手を差し伸べるだけでなく、自立する為の方策も積極的に奨めていかなければならない。

自分も含めて、老人自身がこの現状を理解し、若い人達に頼るばかりで無くなるべく迷惑をかけない生活を考え、実行してゆくべきだ。

「族議員 去り手寂しき 秋の風」

「虫の音も 何時しか絶えて 鍋料理」

|

9月5日~小沢プーチン体制誕生~

大勝した民主党の幹事長に「小沢一郎」の就任がいち早く決まった。

これで、政府と与党の2極政治体制の幕開けの方向に向かう事が決まった。

細川内閣の二の前になるに違いない。

鳩山代表がこれを発表した時の“岡田前幹事長”の苦りきった顔がテレビに大写しされた。

「代表が決めたことだから,私は賛成です。」と、口では言っていたが、明らかに不満そうだった。

これからの政治の行方より、来年の参議院選挙勝利のほうが大切なのか。

***

社民党・日本新党との連立を実現する為、3~4人の政党と308人の政党があたかも対等の様な印象で交渉している事もナンセンスだ。

新内閣に入閣させると言うが、誰もが狙っている閣僚入りに、2人も小党から選任されると、大臣を外される多くの自称候補議員の反発を招くのではないかと心配だ。

***

小沢一郎が絶対多数の政党の最大勢力者になったとき、すべての政府の政策に口を出さない事は誰が見ても考えられない。

「政府と政党は別だ。」と、言っているがそんな事は全く考えられない。

目隠しをされた“鳩山馬車馬”が、強引な“小沢御者”に鞭を打たれて走り出すだろう。

***

だらしない自民党が今後どのように変化していくか、これも日本の将来を占う重要な要素の一つだ。

被告と弁護側対、原告と検察側が、全く反対の立場になるのだから、あらゆる経緯がそのまま相手側の手の内に入る。

今まで反対していた事を簡単にひっくり返すわけにはいかない。

それの一番試されるのが、『外交問題』である。

***

まず、来年一月で期限切れとなる、インド洋の給油問題だ。

2年前、参議院の多数を盾に給油を一旦中止させ、衆議院の再可決で続行させた経緯を無視して、継続をするようだと政党政策の是非が問われるだろうし、と言って果たして現在の国際情勢から見て中止する事ができるのか、差し迫った山場が来る。

基地問題も、アメリカ政府筋では、早くも再検討は拒否の態度を表明している。

鳩山代表の発言が、アメリカのマスコミの話題として大きく取り上げられている。

日米問題はどのように推移していくのか、岡目八目で傍観視するにはあまりにも重要な問題だ。

***

国内でも、暫定ガソリン税の撤廃、建設途中のダム工事中止、高速道路料金の無料化、などなど、野党時代の反対した問題を果たして何処まで実行できるのか。

マスコミも、野党時代とは異なり、今度は大勝ちした民主党政府に、意地悪い矛先を向けてくる事を覚悟しなければならない。

| | コメント (0)

8月31日~マスコミ主導の総選挙~

大騒ぎした総選挙は、予想以上の大差で民主党が圧勝した。

何処のテレビ局も夜中から総選挙の総括を始めている。

大物議員の落選、話題の選挙区の取材、各党首のインタビユーなど、中には面白半分の質問を浴びせているキャスターも見られる。

***

私は、今回の選挙も、前回の郵政選挙と同じ「マスコミ主導型選挙」と思っている。

確かに今までの選挙に比べ、マニフェストがやたらに全面に出て、一見政策重視が一般大衆の関心を高めたように見られるが、その実、連日のマスコミの動静を見ていると、マスコミの予想があたかも現実の政治の方向を導いているかの如き錯覚を起させている。

***

30年ほど前、まだ「ロッキード事件」の起こる前、田中角栄の列島改造論華やかに取り上げられている頃、彼は

「あと20年か30年経つと、日本の社会は、政治家でも財界人が動かすのではなく、マスコミの動向がすべてを方向付けることになる。」

とぼやいていたと、政治評論家の“故早坂茂三氏”が言っていたのを思い出した。

***

確かに前回の選挙の時は、郵政問題一色で、他の政策は殆ど論じられることなく、小泉総理の意のまま、マスコミが動き、小泉チルドレンを大量に政界に送り出した。

その反動が今回の選挙にそのまま受け継がれていると感じたのは私一人ではないと思う。

次の総理に決まっている“鳩山由紀夫”は、官僚指導の政治を改め、政治家を100人行政組織に組み入れ、官僚独裁政治を払拭する、と豪語している。

確かに今霞ヶ関は大混乱に陥っているのではないかと予想される。

しかし、今回当選してきた、民主党の先生達が果たして予算編成を初め、行政運営をどの程度勉強し理解できるかはなはだ疑問である。

日本人の特徴として『長いものには巻かれる』として時の政府に真っ向からぶつかって行く役人は少ないかもしれないが、面従腹背が各所に見られるようになると組織自体がギクシャクして来るのではないかと心配される。

***

初めて政権を握るのであるから、野党時代には経験したことのない事象が各所に出てくるであろう。

マニフェストに掲げた政策でも、自分たちでこなせる範囲で無理せずに時間を掛けていくべきであろう。

いずれにしても大変革を齎した政権交代だから自分たちの信念を貫いて、あまりマスコミの動向に左右されない政治を行なってもらいたい。

特に相手のある外交問題は、野党の無責任時代とは異なり、国際問題として日本の地位を健全に確保していかなければならない。

インド洋の給油、アメリカ駐屯軍基地、自衛隊の国外派遣、貿易自由化などなど、頭の痛い問題が山積している。

何はともあれ、これだけ多くの国民の信頼を受けたのであるから責任重大、負けた自民党も、いたずらに野党として張り合うのでなく、戦後最大のピンチを全員で乗り切っていかなければなるまい。

| | コメント (0)

6月21日~麻生・小沢・鳩山兄弟~

初めに「私見・独断」である事を断っておく。

安倍氏・福田氏、短命内閣を引き継いで、麻生内閣が誕生した。

これほどマスコミの餌食になった内閣も珍しい。

首相自身の軽率な文字の読み違いから教養を疑われたのが発端だ。

それに加えて、任命した閣僚の、中川氏の酔態事件、鴻池氏の醜態事件と立て続けに足を引っ張られ、極めつけは郵政会社の社長人事を巡って、鳩山総務大臣の解任と言う足を引っ張る事態が次から次へと起こってきた。

その上、世界的不況により財政危機は最悪の状態、赤字国債を多額に計上せざるを得なかった。

又「新型インフルエンザ」の発生により、世情は益々混乱をしてきた。

すべてが麻生さん個人の責任とは言えないが、決断力のなさを指摘されてもやむを得まい。

***

私は、「小沢さんが党首のまま、民主党が第一党になっても総理大臣にはなれない。」と周囲の人に言っていた。

もし、総理大臣になったら必ず金銭問題でマスコミの砲撃目標になって、早晩その地位を退かざるを得ないと確信していた。

故田中氏・故金丸氏の悪い所を受け継いできて、常に後ろ暗い金銭問題が付いて廻っていた。

案の定、第一秘書が政治献金規正法違反で逮捕された。

検察側の陰謀だとわめいているが、「火の無い所には煙は立たない」の例へのように限りなく疑わしい。

私は、小沢さんは自分でも初めから、首相の器ではないと覚悟して、何時身を引くかタイミングを見ていたのではないかと思っていた。

***

鳩山総務大臣は、郵政会社「西川社長」の進退問題をなんであそこまで固執したのか。

正義の味方と思い込んでいるのか、それにしても大人気ない。

特に辞任してから、麻生さんから「後任人事のリスト」を見せられた、公表することは常軌を逸している。

あえて意地悪く解釈すると、兄貴の援護射撃の為に麻生内閣の足を引っ張るのが目的だったのではないか、と疑いたくなる。

彼のこれからの生き方はどのようにするのか見ものである。

*** 

民主党党首に就任し、次の総理大臣は既に自分に決定したかのごとき発言を繰り返している「鳩山由起夫」なる人物はどのような人なのか。

宇宙人、小沢さんの傀儡などいろいろ言われているが、果たして実際に内閣を組閣してこの難問続出の危機にどう対応していけるのか。

私は、いくつかの問題で大きな危惧を抱いている。

1.自衛隊による、インド洋の給油問題、ソマリヤ沖の海賊船の対応、それにともなう対アメリカとの安全保障問題を今後どうして行くのか?


2.盛んに官僚の弊害を唱え改革を叫んでいるが、現在の日本の政治運営で、官僚抜きで運んでいけると本当に思っているのか?

今の官僚制度が多くの欠陥をきたしているのは判るが、あそこまで官僚の悪を指摘し、それだけ聞いているとまるで官僚の存在を認めないと錯覚している人まで出てくるのではないか?


3.元社会党の左派まで含んでいる民主党で、今後憲法改正問題や、自衛隊の存在などイデオロギーの違いが政策面に大きく影響してくるのではないか?


4.単独で政権が取れればよいが、昨今では連立解除を匂わせる発言も聞かれる。果たして国民新党・社民党との連立で今後の舵取りが出来るのだろうか?


5.節約だけで、財源不足を賄い、四年間消費税を上げないと明言しているが、最後は大幅な赤字国債を発行する結果とならないか?

 取り越し苦労にならない事を祈念している。

|

6月12日(問責決議)「底なしの 梅雨空の下 なまあくび」

6月12日(問責決議)

参議院本会議で「問責決議案」が賛成多数で可決された。

法的には全く拘束力はないという。

しかし、二院制議会の一方で、内閣総理大臣の事実上解任を求められた事は大変な事態であることに間違いは無い。

何より、今後参議院では一切国会審議が行なわれない、と言う。

審議の行なわれない議会の存在価値は何処にあるのか。

政権獲得のためには、なりふり構わずなんでも強行していく今の行動が、国民にどのように評価されるのか。

それより、来月開催される「洞爺湖サミット」を前に、只でさえ「環境問題」「食糧危機」「エネルギー価格高騰」など、主催国として頭の痛い問題を抱えている時、諸外国は日本の政治情勢をどの様に見ているか、相像するだけで背筋が寒くなってくる。

民主党中心の寄り合い所帯が果たして政権を取ったとして機能できるとはどうしても思えない。

第一「憲法改正問題」一つとっても、呉越同舟の中でどのように調整していくのか。

健康保険問題も、経済的裏づけ無しにただ反対していてどうなるのか。

このままの分裂国会が後最低5年間は続くと言われている。

なにか秋葉原事件も、こんな政情不安が一段と国民不安を煽っているようにさえ感じられる。

もう日本には救われる道は何も残されていないのか。

「底なしの 梅雨空の下 なまあくび」

|