6月17日~地震・雷・火事・親父~
昨日は、夕暮れから夜更けまで、久しぶりに雷がなり続けた。
時々窓ガラスが揺れるほど強く、恐らく小さな子供達は震えていたのではないか。
野球放送の最中、停電まであった。
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昔、栃木県のゴルフ場でプレイ中、突然俄かに黒い雲が拡がり雷を伴って強い雨が降り出した。
キャデーに促されて“雷よけの避難小屋”に入った途端、近くの大木に雷が落ち、生きた心地がしないほど脅かされたこと思い出した。
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昔から怖い物『地震・雷・火事・親父』と言われてきた。
しかし戦後『親父』がその地位を失った。
原因は、女が強くなった、と言われるが、私は最大の犯罪者は“給料の振込制度”にあると思う。
サラリーマンは25日に会社から給料を貰い、家では奥さんや子供がそれを待ちわび、夕食にはお頭付きで晩酌の用意をしていたものだ。
それが高度成長の始まる頃、銀行は預金獲得の為、貸出先の企業に強制的に“給料の振込”を要請してきた。
運用資金を得るため会社もこれに協力せざるを得なかった。
私は人事課に居て、給料日の前には、個人個人の給与明細を確認し、銀行から現金を貰ってきて、課単位に金種別を揃え一人一人の給料袋に入れる作業を行なっていた。
作業は大変だったが、1000人以上の社員の顔を思い出しつつ、課員全員での共同作業は月に一回、遣り甲斐の有る仕事だった。
お陰で全社員の名前と給料・家族構成まで覚えていたものだ。
それが銀行振り込みになって、給料を渡すことがなくなり、財布の紐を女房に奪われ、子供達は給料は銀行から貰っている物と勘違いをするようになると、『親父の権威』は丸つぶれになってしまった。
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今では怖い物は、親父でなく、無差別殺人・通り魔・肉親の殺傷事件と変わってきた。
人口の高齢化、核家族、一人暮らし、何か虚しさばかりが目立つこの頃だ。
しかも地球の温暖化が進み、このままでは海水の水位が上がってきて、現在の陸地が海面に沈む減少が進んでくるのは避けられない。
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精神的にも、物理的にも人類自体が追い詰められているのに、世界の何処を見ても政治は混乱、各国は自国の立場のみを優先している。
我々は後がないが、子供や孫の事を考えると背筋が寒くなってくる。
「給料日 冷えたビールに 頭付き」
「振込で 親父の権威 丸つぶれ」
「給料は 銀行が出すと 子は思い」
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