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2009年2月

2月20日~ザンビア人の美意識について~

熱海市文化交流協会の「世界を知ろう アフリカ編」と言うセミナーに出席した。

講師は、県立熱海高校教諭・元青年海外協力隊員「西村直也さん」である。

西村さんは、理科の先生だが、外国特にアフリカに興味を持ち、今まで4~5回渡航をしている。

2年ほど前、青年海外協力隊員として2年間、ザンビアの学校の教師として赴任した。

その時の経験談を、映像を交えて1時間半程話してくれた。

正直に言って、私はザンビアと言う国名は聞いたことが有ったが、アフリカのどの辺りにあるのか知らなかった。

南半球の丁度日本と反対くらいの緯度の内陸の国だ。標高が1200メートルくらいで、大変寒いそうだが雪は降らない。

驚いたことが、人種が73あり、夫々言葉が違うので、共通語は8割が英語である。面積は日本の2倍だが、人口は10分の1、何と平均寿命がわずか33歳,幼児の死亡率が高く、エイズ患者が4割近く居るそうだ。

産物としては[銅]が取れる程度で、後は自給の農業で暮らしている。

日本人は200人位滞在しているが、そのうち半数は先生と同じような海外協力隊の人で、その他では、清水建設などが道路建設のために出張しているという。

名所として、各地に広大な(滝)が見られるが、これは雨季だけで、半年は全く雨が降らず、その期間は岩がむき出しの滝跡が不気味に映し出されていた。

ヘリコプターから見た壮大な滝は絶景で、是非見たい物だと思う。

生活状態は決して豊かには見えないが、人々はノンビリしており、外国の人には大変親切で、居心地は良いそうだ。最近では中国が開発に力を入れているようだ。

日本からは、イオングループが進出して、スーパーマーケットを開店している。休憩時間にザンビアの「がば」のジュースが配られた。

少し甘味が有り中々口当たりが良かった。

若いときに、海外に協力隊として出掛けて行くことは将来大変役に立つ。経験を通して又教師として高校生に刺激を与えてくれるのは素晴らしい。

こんな機会をどんどん作って子供達にも聞かせてもらいたい。 

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2月17日~倫理法人会モーニングセミナー*2月14日~

「倫理法人会」と言う、全国組織団体の川崎地区モーニングセミナーでの、卓話を頼まれた。

モーニングセミナーは毎週金曜日、朝6時からセミナーを開いて勉強しているとのこと。

前日、川崎駅ビルのホテルに止まり、5時にモーニングコールで起き出し、南武線で[新鹿島田]駅前のビルに行くと、既に準備のために4~5人来ていた。

はじめに役員の打合せを行い、20数名の人が集まると綱領を輪読した。その後、2列に並んで全員と握手を交わした。

私は約40分の話の中で2人の政治家のエピソードを取り上げさせてもらった。

一人目は、田中角栄の秘書をしていた、先年亡くなった「早坂茂三氏」。

彼は私の同期生である。

秘書をしている時の付き合いはなかったが、政治評論家になってから、自分が勤務しているホテルのお客様となってくれ、その後時々講師として依頼するようになって親しくしてもらった。

或る時、早坂氏に「田中角栄について一番勉強になったことは何か」と質問したところ、
こんな回答だった。

「人に物を頼まれた時、又は命令された時は、1週間以内に返事をしろ。

例えその問題が解決していなくても途中経過でも報告すべきである。

人が返事を我慢して待っている時間は最大で10日間だと思え。

そしてその回答は、まず結論を言う。そして其処に到った要因を3つに纏めろ。

物事は1つ2つでは物足りない。

しかし4つ以上になると散漫に為る。

物事を3つに纏められないのは、その問題を理解していないか、手をつけていないかだ。」

それから、私もなるべく3つに纏める習慣を着けるように努力している。

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二人目の政治家は、竹下登元総理。彼のエピソードを取り上げた。

国会開催中に島根の選挙区から大勢の人が陳情に上京して来た。

議員控え室に入りきれないため、大広間にみんなを連れて行き、かなり長い時間その陳情を聞いていた。

秘書は日程が詰まっているのでいらいらしていた。

選挙民が帰ってから、「先生、あの話は前にも聞いているし、内容もわかっているのに何故じっと長い時間聞いていたのですか。」と聞くと、

「君、あの人たちは、貴重なお金と時間を掛けて、わざわざ東京まで私に会いに来たのだ。

それを私が、その話はもう知っているから判った判ったと、途中で話を折ったらどう思うか考えなさい。」と言った。

竹下さんは無口で口下手だが、人に言う事をじっと聞いていることで有名だった。

人に好かれるには「よい聞き手になれ」と言う事が一番大切だと、教えられた。

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川崎で、最後の占めに、3つの錯覚ついて述べさせてもらった。

1.「人間死ぬ気になったら、何でもできる」×
  万一それが本当なら、1年間3万人もの自殺者が出るわけがない。

2.「やらない事でも、出来ると思うこと」×
  例えば、「早起きをして運動すること」は誰にでも出来る。しかし面倒だから実行しない。それは出来ないことと同じ。
  「やらないことは出来ないことだ」

3 「以前に出来た事は、何時でも出来る」×
  人間は習慣の動物である。継続して体に覚えさせておかなければ、頭で出来ても体はついてこない。

言ってみるものの、なかなか難しいものだ。

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2月6日~思い出の名画に酔う~

昨日午前中、「家庭教育学級全体講演会」が開催された。

熱海市内の幼稚園と小学生低学年の若い母親が集まり、近代座代表“会田由来”さんの「名作から学ぶ子育て」と題して講演があった。

始めアンデルセンの「マッチ売りの少女」の朗読があり、次に市内のシニヤ女声合唱団が、「朧月夜」「故郷」「翼を下さい」を全員と一緒に歌った。

その後、太宰治の名作「走れメロス」の名場面を、参加者全員に少しずつ音読させた。

始めは恥ずかしそうにしていたが、そのうち誰もが大きな声で読み出した。

最後に自薦他薦で5人ずつ正面に出て今度は前より長く朗読をした。

会田さんは「子供とのいいコミュニケーションを図るために、声を出して本を読むのは大変効果が有る。家庭で是非読み聞かせ貰いたい」と強調していた。

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午後家に帰り、新聞のテレビ番組を見ていると、衛星放送でビングクロスビーの
「わが道を行く」があった。

ある財政難の教会に主任司教として任命され、赴任してきた牧師が、前任者が自分で苦労して建設した教会に45年間勤めているのを知り、後任と言い出し難く、補助員として共に働き出した。

しかし、考え方が違い、前任者は地区の責任者に、新任の司教を転任させるように交渉に行き、初めて自分の交替で赴任してきたことを知る。

そこで、黙って教会を去る決心をして、大雨の降る中を出て行く。

それを知った新任司教は警察官を動員して前任者を探す。

雨のなかを悄然と帰ってきた彼をやさしく迎え、食事を与え寝室に連れて行き、其処で歌われる「アイルランドの子守唄―ルラルラルーラ」はしみじみと情緒を感じさせる。

火災で全焼してしまった教会を、旧い知人のオペラ歌手と、不良少年達を立ち直らせた少年コーラスを組み合わせ、レコードで成功させ、新教会を再建した。

そして最後は又新しい布教地に転任する時、新教会のお祝いとして、老司教の100歳になる母親を教会に招いて、一人静かに去っていく。

古き良き時代のアメリカのヒューマニズムを描いた名作、老司教の「バリーヒィゼラルド」と「クロスビー」コンビのなんとも言えない名演技に久しぶりに興奮した。

何度見ても名画は楽しい。

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夜には、黒澤明アワーで「赤ひげ」を観賞する。

三船敏郎の小石川養生所長と、青年医師加山雄三の二人を取り巻く黒澤一家の名優たちが勢ぞろい、3時間に及ぶ大作だが時間を感じさせない。

いろいろの事件を通しながら、青年医師が、所長に感化され最後は、幕府の要職をなげうって養生所に骨を埋めるにいたるまで、息もつかせぬ場面が続き、深夜12時過ぎまでテレビの前に釘づけになってしまった。

子役「頭師佳孝」と「二木てるみ」の二人の出会い物語りは涙を誘う名場面、一家心中を図った、少年の命乞いをして、井戸の中に向かって叫び続ける声に、思わず目頭が熱くなった。

先年亡くなった、水野晴郎さんの「映画って本当に良いですね」と言う言葉を思い出した1日だった。

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2月1日~抜粋のつづり~

今年も「熊平製作所」から、抜粋のつづりが送られてきた。

創業110周年、昭和6年、創業者“熊平源蔵氏”が創刊され、その68号である。

海外をはじめ全国いっせいに45万部を配っている。

私は20年ほど前から申し込みをさせてもらって、毎年楽しみにしている。

前編素晴らしいエッセイが盛り込まれており、どの部を取り出して読み直しても飽きないどころか、改めて反省する事が多い。

旅行に行くとき、荷物にならずどこでも読めるので、いつも2、3冊持参していく。

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今回、作家“澤田ふじ子”さんの「電車内の光景と題する文章は、社内で漫画を読むサラリーマンを痛烈に非難している。

確かに、昔は堂々と漫画を読んでいる人はいなかった。

しかし、澤田さんが指摘するように、大の大人が電車の中で堂々と広げている光景はどう見てもいただけない。

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最近、活字離れが進み、役所のチラシなどにもアニメが用いられているケースが多くなっている。

私たち旧い人間の考えが間違えているのかも知れないが、これを助長するようでは、ますます日本人の知的レベルが下がっていくようで、情けなくなってくる。

1日に全く活字を読まない、ペンも持たない人が多くなっている。

携帯電話のメールとワープロで済ましていると、読むだけでかろうじて出来るが、全く字がかけなくなる恐れがある。

自分でも、ついキーをたたいて済ましてしまう癖がついてきた。

せめて日記だけはペンを持つことにしているが、今までなんとも思わず書いてきた字が出てこなくなることが増えてきた。

何でも便利になることは、人間の進歩を妨げているのではないかと心配になってきた。

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娘が、ある高齢者施設に時々慰問で「歌を歌いに行っている」と聞き、酔った時、「俺も行きたい」と、言ったそうで、今日一緒に出かけていった。

30人ほどの人が談話室に集まってきた。

娘のピアノ伴奏で、「青い山脈」「知床旅情」など旧い流行歌を10曲ほど歌った。

最近、酔った時カラオケで歌うことがあるが、昼間しらふで歌うことはないので心配したが、だんだん自分でも声が出るようになり、終わってみると「今までより皆さんが一緒に口ずさんで愉しんでいた」と、聞いてほっとした。

短い時間だったが楽しい時間がもてたことに不思議な充実感を持てた。

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